【コロナワクチン後の発熱に解熱剤使用してもいい？】

2021.08.01

【コロナワクチン後の発熱に解熱剤使用してもいい？】

1 【コロナワクチン後の発熱に解熱剤使用してもいい？】
2 【アセトアミノフェンがいいの？】
3 【多くの大規模臨床試験で解熱鎮痛剤を使用していました】
4 【具体的には？】

【コロナワクチン後の発熱に解熱剤使用してもいい？】

みなさんコロナワクチン後の副反応で発熱がありますが
その時の解熱剤について
質問をよく受けますので
答えていきたいと思います。

【アセトアミノフェンがいいの？】

解熱鎮痛剤にはたくさんのものがあります
代表的なものが
NSAIDS（非ステロイド性抗炎症薬）と呼ばれるものです
具体的にはアスピリン、ロキソプロフェン、イブプロフェン
などです。
そして報道などでは
アセトアミノフェン（カロナールやタイレノール）を
服用した方がいいという考え方もあるようです。
確かに妊娠時はアセトアミノフェンが推奨されますし
喘息でもアスピリン喘息があるかたはアスピリンの服用は
控えた方がいいと思います。
しかし
厚生労働省のワクチン接種についての
HPによると
アセトアミノフェンだけでなく
NSAIDsも使用可能とのことでした

【多くの大規模臨床試験で解熱鎮痛剤を使用していました】

ファイザー社が行った大規模臨床試験では
多くの方がNSAIDsなどの解熱鎮痛剤を使用していました。
なのでご心配な方は
解熱鎮痛剤を用意しておくことをお勧めします。
個別接種であれば
病院やクリニックの先生にご相談ください。
集団や職域接種の場合は
市販薬でもご用意しておくことをお勧めします

【具体的には？】

一般の薬局で売られているものは
具体的には
アセトアミノフェン（バファリンプレミアム　ノーシン、セデスなど）
イブプロフェン（イブ、リングルアイビー）
ロキソプロフェン（ロキソニンなど）
上記のように痛み止めであれば
上記は問題ありませんが
妊娠中　授乳中　低年齢の人は
アセトアミノフェンを推奨します。
高齢者の方や腎機能障害がある方など
内服薬の使用が限定されている方は
かかりつけの先生によくご相談いただければ
と思います。