2022.06.25

【ワクチンで帯状疱疹を予防する方法とは!】

【ワクチンで帯状疱疹を予防する方法とは!】

今回は皆さん痛くて辛い

帯状疱疹

かかられたことがありますか?

これにもワクチンがあることをご存知でしょうか?

50歳以上は推奨する

この帯状疱疹のワクチンのお話しをしようと思います。

【帯状疱疹とは何?】

帯状疱疹は水ぶくれなどを伴う発疹が左右のいずれかの

場所に帯状にできることから帯状疱疹と呼ばれています。

全身のどの部位にも片側だけですができる可能で位があります。

眼や耳の周囲になると、結膜炎や難聴などの疾患を合併する

ことがあります。

強い痛みが3-4週継続して起こります。

辛いですよね。

それだけではありません。

50歳以上の約2割の方は帯状疱疹後神経痛になり

痛みが一度落ち着いた後に6ヶ月から1年以上痛みが継続する場合があります。

これが帯状疱疹後神経痛という状態です。

【帯状疱疹は水ぼうそうのウイルスが原因】

帯状疱疹は多くの方が子供の頃に発症する水ぼうそうのウイルスが

後神経節という場所に潜伏し、ストレスや免疫機能が低下したときに

帯状疱疹として発生します。

この帯状疱疹は50歳から発症率が高くなり

80歳までに1/3がかかるといわれています。

この辛い帯状疱疹を予防することができるのがワクチンです

【帯状疱疹ワクチンとは?】

現在帯状疱疹のワクチンは2種類あります。

生ワクチンである水痘ワクチンである弱毒化ウイルスの生ワクチン(接種1回)

不活化ワクチンであるシングリックス(接種2回)(2ヶ月後に2回目を接種)

どちらのワクチンも

水痘、帯状疱疹の予防に効果的で50歳以上の方に使用可能です。

水痘ワクチンは元々水疱瘡のワクチンを帯状疱疹で使用しているワクチンです。

シングリックスはまさに帯状疱疹のために作られたワクチンとなっています。

【両者のワクチンの違いは?】

まずは効果では水痘ワクチンはやや弱目です。

60歳以上であれば発症を半分まで減らし

帯状疱疹後神経痛を1/3まで減らすことができます

シングリックスは非常に強力で50歳以上で

発症を3-5%まで減らすことができます。70歳でも

10%程度まで減るといわれています

副反応については、重篤なものは稀ですが、

注射部位の腫れや痛みはシングリックスには強いです。

筋肉痛、疲労感、頭痛などもシングリックスには多いです。

また水痘ワクチンについては免疫力が低下している方には使用できません。

費用については当院では

水痘ワクチンは1回接種で8200円です

シングリックスは1回22000円✖️2=44000円となります。

シングリックスは2回ワクチン接種で

1回目と2回目の接種を4週間あけて打つようになります。

帯状疱疹を絶対に予防したいという方は

シングリックスの注射をおすすめします。

帯状疱疹の予防効果はやや弱いけれども

費用を抑えたい方は

水痘ワクチンがいいと思います。

また水痘ワクチンは生ワクチンとなりますので他のワクチンとの期間は

4週間空けることが必要となります。

シングリックスは不活化ワクチンですので

他の不活化ワクチン(インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチン)などと

同時に接種は可能です。

【コロナワクチンとの間隔は?】

現在のところコロナワクチンは他のワクチンと2週間あけて打つことになっていますので

帯状疱疹ワクチンを打つときも2週間の間隔をあけてください。

とくに水痘ワクチンは生ワクチンですので先に水痘ワクチンを打った場合は

4週間空けることになります。 

シングリックスは不活化ワクチンですのでコロナワクチンとの間隔は

インフルエンザワクチンと同様に2週間あけていただければと思います、

【当院では予約制】

当院でも帯状疱疹のワクチン接種は可能です。

水痘ワクチン、シングリックス共に

予約制となりますのであらかじめお電話で

ご連絡いただければと思います。

予約されてから1−2週間程度でワクチンが届きます。

ご検討お願いいたします。

50歳過ぎたら帯状疱疹ワクチンを打ちましょう!

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皆さんによりお求めやすくなりましたのでご案内させていただきます

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